post-grunge

  • HYDE-666

    (2003) HYDEのソロアルバム二作目。前作とは異なり90年代のヘヴィロック、ポストグランジ、メロディックパンクなどを通過した音作りがされており、hydeのハードロック志向を反映させた形となっている。 Larc-en-cielでもhydeが作曲したのは元々ハードロックなものが見られたので、そういう意味で言えばラルクの中では80年代のメタルにもっとも意識を根ざしているのが彼なのだろう。 軽く湿った色めきたつグラマラスな歌唱とカラッとさせた乾いたノイジーなギターが同居しており、メロディックで明快なトーンのHello、刺激的でハイなナンバーのMidnight celebration、陰と陽、両面取り揃えられてあり、視聴者を飽きさせない。 もっともhydeは曲を多く作るのは不手としており、このアルバム製作に当たって10曲作るのも苦労したということで、これ以降編曲にとどまっていたKAZが次作では作曲面で携わっており、後に共にVAMPSを結成している。 KAZの作曲する曲もバラエティに富んだユニークな曲が多く、今後ともに期待できるパートナーである。 Best track:Hello、Midnight celebration [youtube]https://www.youtube.com/watch?v=MlsfE6MZCp8[/youtube]

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  • Kidneythieves

    米国発フリー・ドミンゲス(Vo)とブルース・サマーズ(gu/pro)によるインダストリアルロックバンド。 1998年に結成。女NINといわれるのもうなずける冷たい音作り。ただNINのようなバラエティや美しさに富んだポップ性や苦しみ、狂気に満ちた難解志向は若干弱めであり、 概ね全体的にヘヴィロック寄りで、その分クセがなくすこしシンプルで入りやすい。 このバンドの印象的なPVはフリー嬢がセクシーなZerospaceだと思われるが、ちょっとバンドの魅力が分かりづらくピンときにくいと思われるため、クイーンオブバンパイアの曲にも採用されたメロディアスなこちらを紹介する。 2004年のTrickstereprocessを出した後は一時ブルースはShockNinaやグッドシャーロットの裏方仕事に、フリーはインディーで活動の場を移した。 何かと日本と縁があるバンドのようでX JapanのYOSHIKIのレーベル、エクスタシレコードと契約したり、 ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジーの曲を演奏・リミックス(作曲は石元丈晴)やメタルギア ライジング リベンジェンスの曲のボーカルも取っている。 オフィシャルサイトも日本語Blogがあったり、オーディオリーフに登録していたりとマーケットとして日本も視野を入れているのかもしれません。 他にも彼らはチャッキーの花嫁に曲を提供したり、フリーはソロといくつかのバンド、KFMDMなどにボーカルとしての参加やDeus Ex: Invisible Warのキャラクターの声優を勤めた。

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