Strawberry Switchblade


The Platinum Collection
その衣装と魅力で日本のロリータにも間接的に深い影響を与えたと言うイングランドのユニット。
80年代に結成し、その後わずか数年で解散。
ポップでキッチュなアイドルらしさが目を引きますが、フリフリの水玉の服やミニスカート、可憐で幼い声は日本のロリータにも勝るにも劣らない愛らしさがあり、とてつもなくキュートです。
音楽性も同様にポップでキャッチーな陽性があり、暗さはないですが、アンニュイなはかなさが漂うのがたまりません。
彼女らの詳細については他に当時を知っている方々の詳しいサイトが多くあるため、あまり多く語りませんが
是非改めて周知してほしいユニットです。
今見るとレトロですが、現代の感覚だとこの程度のアバンギャルドさは抵抗なく受け入れられるのでは。
ストロベリーなだけに甘酸っぱい。
現代イングランドでこういうミュージシャンはいるのかな。
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=x7QPBzAJ_io[/youtube]

grey waters


2006年結成、2012年解散のオーストラリア ニューサウスウェールズ ウロンゴン出身のデプレッシブロックバンド。メンバーはD.(Gu)(Ba)、Tim(Vo)(Key)(dr)。
典型的デプレッシブブラックメタルの様相だが、ダークでメロディアスでメランコリックなサウンドはともかく、
他のブラックメタルと違う点はヴォーカルのデスボイスの量はなくはないが、やや少な目であり、ほとんど「歌っている」のがいい感じ。
そのおかげか、ブラックメタル由来のヒステリックな攻撃性や刺さるほどの痛ましさはなく、せつなさはそのままに重いことは重いが、ほんのり感傷的に仕上がっている。
ブラックメタルというよりKatatoniaなどの北欧ゴシックメタル好きに響くのではないでしょうか。ブラックメタルのサウンドは好きだけど声がちょっと…と言う方にもお勧め。
6年の活動にたいして音源はこれ一枚しか出ておらず、解散は少し惜しい。
https://www.youtube.com/watch?v=2ZF9QaJu5Zs
myspace
インタビュー(英語)
「クラシックからパンク、J-POPまで色々な音楽を聴くけど、直接的影響は受けてないよ。」との答え。まさかJ-POPと言う単語が出てくるとは思わなかった。

In Grief


Deserted Soul
非常に琴線に刺さったので紹介。
2008年結成、Bombworks Records所属のノルウェー出身のプログレッシブ・デスメタルバンド。
ジャンルにprogressive/atmospheric deathmetal-bandとあり、ザクザクとしたはっきりしたリフと空気感がたっぷりと堪能できるデスメタルになっています。
このバンドの所属しているレコード会社は他にも面白いバンドがたくさんいるのでお勧めです。

official
myspace

Kidneythieves


米国発フリー・ドミンゲス(Vo)とブルース・サマーズ(gu/pro)によるインダストリアルロックバンド。
1998年に結成。女NINといわれるのもうなずける冷たい音作り。ただNINのようなバラエティや美しさに富んだポップ性や苦しみ、狂気に満ちた難解志向は若干弱めであり、
概ね全体的にヘヴィロック寄りで、その分クセがなくすこしシンプルで入りやすい。
このバンドの印象的なPVはフリー嬢がセクシーなZerospaceだと思われるが、ちょっとバンドの魅力が分かりづらくピンときにくいと思われるため、クイーンオブバンパイアの曲にも採用されたメロディアスなこちらを紹介する。

2004年のTrickstereprocessを出した後は一時ブルースはShockNinaやグッドシャーロットの裏方仕事に、フリーはインディーで活動の場を移した。
何かと日本と縁があるバンドのようでX JapanのYOSHIKIのレーベル、エクスタシレコードと契約したり、
ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジーの曲を演奏・リミックス(作曲は石元丈晴)やメタルギア ライジング リベンジェンスの曲のボーカルも取っている。
オフィシャルサイトも日本語Blogがあったり、オーディオリーフに登録していたりとマーケットとして日本も視野を入れているのかもしれません。
他にも彼らはチャッキーの花嫁に曲を提供したり、フリーはソロといくつかのバンド、KFMDMなどにボーカルとしての参加やDeus Ex: Invisible Warのキャラクターの声優を勤めた。

Drugstore Fanatics – What's Born in the Basement

(2009)

元Static-X(このアルバム出した頃は現役)の日本人ギタリスト、コーイチ・フクダ氏が参加したバンド。
メンバーはDaniel Brecher(ダニエル・ブレッチャー) Aviv Cohen(アヴィブ・コーヘン)
Ryan Collier(ライアン・コリラー) Koichi Fukuda(コーイチ・フクダ)の四人でロサンゼルスで結成した。
Ambipulsive Rockと言う造語?のジャンルを名乗っている模様。
地を舐めり、底をなぞる様な重低音がきいたスタンダードでグルーヴィな純米国産オルタナティブヘヴィロック。
全体的に過剰なまでと言えるほどのスピードのある曲は多くはないが、(Bulletは結構早い)曲目の大半がキャッチーで美しいメロディセンスに富み、時に優しくささやくような父性あふれるボーカルが耳障り良い。
ほとんどの曲がバラード的な感じで、ニッケルバックやフーファイターズが好きな人ならお勧めでき、ヘヴィミュージック初心者でもすんなりと全部聴けてしまうのでは。
ヘヴィミュージック入門推薦盤。
Best track:Hangman、You Got The Ball

オフィシャルから1stアルバム「What’s Born in the Basement」全曲ダウンロード可能。
https://www.drugstorefanatics.com/

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