HAUNTED – rEVOLVEr

(2004)

剃刀のようなエッジィなデスラッシュを繰り出すスウェーデンのデスメタルバンド。
グルーヴィに乗ったアタック、ドライブ感をもたらす高圧力のサウンドはピーター・ドルヴィンの復帰作に相応しく、一般的なデスメタルより、楽曲のバラエティが豊かなマテリアルとなっている。
前作でヴォーカルを勤めたマルコは典型的なブルータルなデスボイスであるが、反面ピーターはシンプルな叫び声に近く、熱を帯びた哀愁あるバラードやのびやかな歌を聞かせたりする表現が多彩なヴォーカリストである。
ギラついたドス黒さは減ったが、突き抜けるような明快さや、ストレートに耳に訴えるパワーは研ぎ澄まされたと言える。
バーナーで焼き切ったような焦げ付いたエフェクトと中東っぽいフレーズもじんわりとした手に汗を握る焦燥感と高揚感を抱く。
余談ではあるが、Sweet reliefの歌詞に「ばかげた趣味の日本女子みたいに」とあるのは、どう意味なのか気になる。
Best track:All against all、99
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=KX1LBADDICk[/youtube]

TOP