HYDE-666

(2003)

HYDEのソロアルバム二作目。前作とは異なり90年代のヘヴィロック、ポストグランジ、メロディックパンクなどを通過した音作りがされており、hydeのハードロック志向を反映させた形となっている。
Larc-en-cielでもhydeが作曲したのは元々ハードロックなものが見られたので、そういう意味で言えばラルクの中では80年代のメタルにもっとも意識を根ざしているのが彼なのだろう。
軽く湿った色めきたつグラマラスな歌唱とカラッとさせた乾いたノイジーなギターが同居しており、メロディックで明快なトーンのHello、刺激的でハイなナンバーのMidnight celebration、陰と陽、両面取り揃えられてあり、視聴者を飽きさせない。
もっともhydeは曲を多く作るのは不手としており、このアルバム製作に当たって10曲作るのも苦労したということで、これ以降編曲にとどまっていたKAZが次作では作曲面で携わっており、後に共にVAMPSを結成している。
KAZの作曲する曲もバラエティに富んだユニークな曲が多く、今後ともに期待できるパートナーである。
Best track:Hello、Midnight celebration
[youtube]https://www.youtube.com/watch?v=MlsfE6MZCp8[/youtube]

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